でこぼこファーム

農薬も除草剤も使わない、風の抜ける果樹園「でこぼこファーム」の芳醇な果実。

もくじ

温泉街と果実の町で

フルッソラボのある湯河原町は、万葉集にもその名が詠まれる1300年の歴史を持つ温泉街として知られています。

夏目漱石や芥川龍之介などの文人墨客に親しまれ、また鎌倉幕府を開いた源頼朝ゆかりの地としても知られている、というのはよくあるお話ですが、実は柑橘類の名産地でもあります。

その柑橘類を無農薬、さらには除草剤なども一切使わず、有機肥料のみで育てている「でこぼこファーム」さんの果実を使った、新しい商品を開発しています。

異業種から農家へ転向

でこぼこファームのオーナーである竹原さんは、障がい者支援施設に長年勤めていらっしゃいましたが、家業の耕作放棄地化を見過ごすことができず、農家として新しい道に進むことを決断されました。

また、農家として地元に貢献することはもちろん、障がいを持つ人たちを雇用することで、社会の役に立ちたいという目標を持って、日々耕作に励んでおられます。

でこぼこファームの竹原さん

果樹園のひしめく湯河原町においても、近年は高齢化と後継者の不在から、深刻な人手不足が発生しているようです。

竹原さんのご実家も例に漏れず、もともとは御祖父から続いてきた果樹園でしたが、家業を継いだばかりの頃は遊休農地(自分で食べる分だけの栽培を行っている等)に近い状態だったそうです。

風の抜ける果樹園

ご実家の果樹園は湯河原町の中腹に位置しており、海からの穏やかな風に加えて、山側からは冷涼な空気が流れこむ、抜群の立地を誇ります。

その果樹園を新たに「でこぼこファーム」と銘打ち、すべての農作物を無農薬で育てることに。それに加えて、ひしめくように植えてあった果樹も、数を少なくしたそうです。

「前は狭い範囲に重なるように木が植えてあったんですけど、それだと風が通らないんですよ。通気性が悪いとカビの原因になったり、そもそも植物にとって気持ち良くないですからね。」と話す竹原さん。

今まで畑を見たときに、風通しのことなど考えたこともありませんでした。

風の抜ける果樹園って、なんだか素敵ですよね。

真鶴半島や伊豆大島も見渡せる果樹園
無農薬だから動物も食べ放題

利益のことを考えれば、生育に時間のかかる農作物は、収穫量が多ければ多いほど良いはず。

ですが、農薬や除草剤を使わなかったり、わざわざ果樹を減らしてまで商品のクオリティを上げようとするなど、自分たちが本当に良いと想うものを、自信を持ってみんなに届けたいと言う竹原さんの想いは、今の時代にとても大切なものであると感じます。

湯河原町ゆかりの名産品を開発中

でこぼこファーム

町のさまざまな人たちとの関わりを大切に、日々淡々と、しかし情熱的に農業に取り組まれている、でこぼこファームの竹原さん。

そんな、でこぼこファームさんの芳醇な柑橘類を使って、湯河原町の新しい名産品を生み出すべく、現在フルッソラボで新商品の開発を行っています。

湘南ゴールドの親にあたる黄金柑や、バレンシアオレンジなど、それぞれの味わいを活かした新しいおいしさを、鋭意試行錯誤中です。

来月には詳細をお知らせできると思いますので、ぜひ続報をおたのしみに!

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